TPPで水産品の関税、ほぼ撤廃

 12か国が大筋合意した環太平洋経済連携協定(TPP)で、日本に輸入される水産品にかかる関税が、最終的にほとんど撤廃されることがわかりました。

 生鮮タコ(関税7%)、生鮮雲丹(同7%)、鶏魚(同3.5%)、太刀魚(同3.5%)、鮎(同3.5%)、鯛(同2%)、生鮮ロブスター(同1%)等は即時撤廃されます。その他冷凍雲丹(同7%)、イクラ(同3.5%)は6年目に撤廃。アサリ(同7%)、生鮮ウナギ(同3.5%)は11年目に撤廃。

 この結果、交渉対象となった水産品約350品目のうち、TPP発行後も関税が維持されるのは、昆布やワカメ、ノリなどの海藻類約10品目のみとなります。

 どの品目も元々関税率が低いので、それほど影響はなさそうな感じですね。比較的税率の高い生鮮雲丹や生鮮タコでも、せいぜい消費税分下がる感じでしょうか?。1%~3%の品目に至っては、たぶん店頭でも気がつかないレベル、誤差の範囲内です。水産物は国際的な価格が上昇傾向になりますから、それすらないかも知れません。

「ドラえもん」中国で上映へ

 複数の中国メディアが4月30日までに、昨夏日本でヒットした映画「STAND BY ME ドラえもん」が、中国で上映される可能性が高くなったと報道したそうです。中国の配給側からは京劇風に着飾ったドラえもんのび太の宣伝用の画像もすでに配布されていると言う事です。

 中国は外国製映画に厳しい規制があり、日本映画は尖閣諸島問題で日中関係が悪化した2012年以降上映されていませんが、封切りを「5月20日」とする報道もあり、北京紙・新京報は「一家で楽しめる内容。検閲で拒否されるリスクもない」としています。

 「STAND BY ME ドラえもん」は原作者の藤子・F・不二雄の生誕80周年記念作品として、3D・CGで映像化された作品で、日本では興行収入80億円を超えるヒットとなり、世界59カ国・地域への配給が決まっています。

 中国のネットではおおむね好意的な反応で、「是非見に行きたい」という声が多数を占めているようです。

北朝鮮外交官、本国へ賄賂

 北朝鮮で、帰国を避けたい外交官が朝鮮労働党や外務省高官に賄賂攻勢をかける事例が相次いでいる事態を受けて、北朝鮮政府は海外赴任が3年を超えた外交官を対象に、順次帰国命令を出しているそうです。

 帰国したくない理由は、言うまでも無く本国の生活環境が悪いためです。がんが見つかった外交官は、「本国に戻ってもロクな治療を受けられない」として帰任命令を無視。帯同した子供に現地の大学で教育を受けさせるため、上司に賄賂を送ったケースもあるといいます。

 贈賄品として人気なのは、日本やヨーロッパのメーカーの電化製品やシステムキッチンだそうです。独裁国家と言うのは、どうしても腐敗しますから。だいたい、北朝鮮の外交官は、北朝鮮製の金の密輸や薬品密売などで外貨を獲得するのも重要な任務だったりしますし、着服なんかもあって余り長いこと赴任させておくのは危険なのでしょう。