特定機能病院承認取り消しの要望

 東京女子医科大学病院で昨年2月に麻酔薬プロポフォールの使用後に2歳男児が死亡した問題で、男児の両親ら同病院で医療被害を受けた患者・家族らでつくる連絡会は29日、高度な医療を提供する「特定機能病院」の承認取り消しを求める要望書を塩崎恭久厚生労働相あてに提出しました。厚労省は承認を取り消すかどうか、2月から医療分科会で検討を始めるそうです。

 同病院を巡っては、2002年に心臓手術ミス事件で特定機能病院の承認を取り消され、2007年に再承認された経緯があります。

 この医療事故では、6日に同病院の第三者事故調査委員会が、この鎮静剤特有の副作用症状「プロポフォール症候群」が直接の死因とする報告書を同病院に提出。警視庁が業務上過失致死容疑で捜査しています。

 また同病院では、男児の事故前にも同様の投与が繰り返され、15歳未満の小児患者11人が死亡。病院の外部評価委員会は、うち5人について「投与が死亡に影響を与えた可能性を否定できない」と結論付けています。

 「同病院で医療被害を受けた患者・家族らでつくる連絡会」があると言うことは、よほど医療事故が起きているのかと思ったら、なんと同様な投与が繰り返され、小児患者11人が死亡しているそうです。病院の外部評価委員会は、うち5人について「投与が死亡に影響を与えた可能性を否定できない」と結論付けています。この病院には、人命を軽視する文化でもあるのでしょうか?。

銃撃テロ追悼大行進に370万人参加

 フランス内務省の11日発表によると、同国で発生した連続銃撃テロ事件の犠牲者を追悼する大行進について、全国の参加者の合計が推計370万人に達したそうです。

 このうちパリの大行進には120万人超が参加、オランド仏大統領やメルケル独首相、キャメロン英首相ら欧州に加え、中東で対立するイスラエルパレスチナなど約50か国などの首脳級も腕を組んで行進に参加。日本からは鈴木庸一駐仏大使が参加しました。
 事件の犠牲者の遺族に先導され、市中心部の共和国広場からナシオン広場までの約3キロを、二手に分かれて行進。大通りを埋め尽くした参加者は「ヌ・ソンム・シャルリー(私たちはシャルリー)」と記された横断幕を掲げ、「リベルテ(自由を)」などのスローガン繰り返していました。

 370万人という数字は、第2次大戦中の1944年8月、ナチス・ドイツからのパリ解放のパレードを上回ります。

通勤電車引退ツアーが満員御礼

 2015年1月、東武東上線の池袋~小川町間から8000系という車両が引退するのに伴い、1月17日(土)に引退する8000系電車を使った「ありがとう8000系 8175+8506編成 Finalツアー」が、大人4500円、子供3500円で、定員は400名で実施されることになりました。12月24日のツアー募集開始から5日後、12月29日に400名の定員が埋まり、募集が締め切られました。

 東武8000系と言う列車、特別な車両ではなく只の通勤列車です。その引退イベントとして企画されたものです。このツアー、ただ東武8000系に乗るだけではなく、森林公園検修区(埼玉県滑川町)で車両撮影会や鉄道部品の販売が行われたり、東武博物館の花上名誉館長と言う、その世界で高名な方によるトークショーがあったり、記念弁当や記念品がプレゼントされるという特典もあります。それもあってか、鉄道ファンの人気を集めたようです。

 近年鉄道ファンの存在は何度もマスコミで取り上げられ、活動がかなり過激化するなどして、時には事件となることもありますが、まだまだその勢いは衰えそうもありません。