TPPで水産品の関税、ほぼ撤廃

 12か国が大筋合意した環太平洋経済連携協定(TPP)で、日本に輸入される水産品にかかる関税が、最終的にほとんど撤廃されることがわかりました。

 生鮮タコ(関税7%)、生鮮雲丹(同7%)、鶏魚(同3.5%)、太刀魚(同3.5%)、鮎(同3.5%)、鯛(同2%)、生鮮ロブスター(同1%)等は即時撤廃されます。その他冷凍雲丹(同7%)、イクラ(同3.5%)は6年目に撤廃。アサリ(同7%)、生鮮ウナギ(同3.5%)は11年目に撤廃。

 この結果、交渉対象となった水産品約350品目のうち、TPP発行後も関税が維持されるのは、昆布やワカメ、ノリなどの海藻類約10品目のみとなります。

 どの品目も元々関税率が低いので、それほど影響はなさそうな感じですね。比較的税率の高い生鮮雲丹や生鮮タコでも、せいぜい消費税分下がる感じでしょうか?。1%~3%の品目に至っては、たぶん店頭でも気がつかないレベル、誤差の範囲内です。水産物は国際的な価格が上昇傾向になりますから、それすらないかも知れません。