特定機能病院承認取り消しの要望

 東京女子医科大学病院で昨年2月に麻酔薬プロポフォールの使用後に2歳男児が死亡した問題で、男児の両親ら同病院で医療被害を受けた患者・家族らでつくる連絡会は29日、高度な医療を提供する「特定機能病院」の承認取り消しを求める要望書を塩崎恭久厚生労働相あてに提出しました。厚労省は承認を取り消すかどうか、2月から医療分科会で検討を始めるそうです。

 同病院を巡っては、2002年に心臓手術ミス事件で特定機能病院の承認を取り消され、2007年に再承認された経緯があります。

 この医療事故では、6日に同病院の第三者事故調査委員会が、この鎮静剤特有の副作用症状「プロポフォール症候群」が直接の死因とする報告書を同病院に提出。警視庁が業務上過失致死容疑で捜査しています。

 また同病院では、男児の事故前にも同様の投与が繰り返され、15歳未満の小児患者11人が死亡。病院の外部評価委員会は、うち5人について「投与が死亡に影響を与えた可能性を否定できない」と結論付けています。

 「同病院で医療被害を受けた患者・家族らでつくる連絡会」があると言うことは、よほど医療事故が起きているのかと思ったら、なんと同様な投与が繰り返され、小児患者11人が死亡しているそうです。病院の外部評価委員会は、うち5人について「投与が死亡に影響を与えた可能性を否定できない」と結論付けています。この病院には、人命を軽視する文化でもあるのでしょうか?。