北海道新幹線、青函トンネルを通過

 2016年3月の開業を目指す北海道新幹線の車両「H5系」が7日未明、北海道と本州を結ぶ青函トンネルで初めて走行試験を行いました。

 

 北海道新幹線は、青森県青森市から北海道札幌市(基本計画では旭川市)までを結ぶ計画の高速鉄道路線です。整備計画は1973年で、着工は2005年、2015年度に先行して開業予定となっています。しかし、新函館北斗駅から札幌駅までは、当初2019年度までの完成を目指していましたが、7割以上がトンネルであるため費用が巨額となり、国土交通省の試算により想定される工期が24年間に延び、開業予定は2035年度となっています。

 

 新幹線は6日夜に北海道七飯町車両基地を出発し、7日午前3時過ぎに青函トンネルに入り、同5時40分頃青森県今別町に建設中の「奥津軽いまべつ駅」に到着。ホームに集まった町民ら約70人が、万歳三唱で歓迎しました。九州新幹線開通の時、沿線で大勢の地元住民が歓迎するテレビコマーシャルを思い出しますね。