豊洲の観光施設、撤退の可能性も

 築地市場中央区)の移転問題で、移転先の豊洲に観光・商業拠点を整備する事になっている万葉倶楽部(神奈川県小田原市)が、撤退の可能性を示唆しました。

 問題になったは、小池百合子知事が発表した築地の跡地を職のテーマパークとして再開発する方針。豊洲と築地という距離的に近い所に2カ所も同じような商業施設があっては、客足が分散しかねません。しかも、築地は海外にもその名を知られる有名な観光地でもあります。その築地に食のテーマパークを再整備して、しかも小池都知事は市場の一部を築地に戻す事にも言及しています。

 万葉倶楽部は2018年8月に飲食店や物販店「千客万来施設」を開業する計画でしたが、移転延期に伴い、今年1月に予定していた着工が先送りされています。都からは事前に説明が無かった模様で、詳細な説明を求めていると言う事です。

 寝耳に水、だったでしょうね。当然豊洲への移転を決断するものと思っていたら、どっちにも決めないと言う前代未聞の展開。採算割れするようなら撤退せざるを得ませんし、その場合前提条件を一方的に変更したと言う事で、都が違約金を支払わねばならない可能性があるそうです。

松本伊代、早見優が書類送検

 タレントの松本伊代さん(51)と早見優さん(50)が、鉄道営業法違反(線路内への立ち入り)容疑で、京都府警右京署から書類送検されました。2人とも容疑を認めているという事です。

 松本さんが1月14日付の自身のブログで、早見さんとJR山陰線の線路を歩いている写真を載せた所批判が集中。2人とも謝罪コメントを発表して記事を削除していました。しかし、事態を把握した京都府警右京署が書類送検したものです。通報があったのかも知れません。

 二人が線路に入り込んだのは、京都市右京区嵯峨野々宮町。読売テレビ「クチコミ新発見!旅ぷら」のロケのためでしたが、線路内への立ち入りはロケの移動時で撮影中ではなく、スタッフも知らなかったそうです。

 事態を受けて読売テレビは同番組の該当回について放送しない事を決定、お蔵入りとなりました。

 二人ともいい年をして迂闊な事をしたものです。線路内は立ち入り禁止なんて、常識的に考えても判りそうなこと。お蔵入りになった番組の制作費は、やはり二人が弁償するのでしょうか?。

G7で「代替フロン」規制合意

 富山市で開かれている先進7か国(G7環境相会合で、「代替フロン」の規制を進めることに合意したそうです。

 代替フロンは、それまで広く利用されながらオゾン層を破壊するとして2010年に全廃されたら特定フロン(クロロフルオロカーボン)の代替として、産業利用されているガスで、冷蔵庫やエアコンの冷媒として使われています。しかし、二酸化炭素(CO2)よりも温室効果が大幅に高く、また特定フロンより低いもののオゾン層を破壊する事が分かっており、モントリオール議定書においてオゾン層破壊物質に指定されました。

 そのため先進国では2020年までに、開発途上国では2030年までに生産が中止されることが定められています。

 代替フロンにはハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)類とハイドロフルオロカーボン(HFC)類がありますが、今回規制対象となるのはハイドロフルオロカーボンの方です。二酸化炭素の数千倍の温室効果があることが判明している物質で、日本の排出量は2004年に二酸化炭素換算で1240万トン、2014年には3580万トンと10年で倍以上に増えています。