銃撃テロ追悼大行進に370万人参加

 フランス内務省の11日発表によると、同国で発生した連続銃撃テロ事件の犠牲者を追悼する大行進について、全国の参加者の合計が推計370万人に達したそうです。

 このうちパリの大行進には120万人超が参加、オランド仏大統領やメルケル独首相、キャメロン英首相ら欧州に加え、中東で対立するイスラエルパレスチナなど約50か国などの首脳級も腕を組んで行進に参加。日本からは鈴木庸一駐仏大使が参加しました。
 事件の犠牲者の遺族に先導され、市中心部の共和国広場からナシオン広場までの約3キロを、二手に分かれて行進。大通りを埋め尽くした参加者は「ヌ・ソンム・シャルリー(私たちはシャルリー)」と記された横断幕を掲げ、「リベルテ(自由を)」などのスローガン繰り返していました。

 370万人という数字は、第2次大戦中の1944年8月、ナチス・ドイツからのパリ解放のパレードを上回ります。

通勤電車引退ツアーが満員御礼

 2015年1月、東武東上線の池袋~小川町間から8000系という車両が引退するのに伴い、1月17日(土)に引退する8000系電車を使った「ありがとう8000系 8175+8506編成 Finalツアー」が、大人4500円、子供3500円で、定員は400名で実施されることになりました。12月24日のツアー募集開始から5日後、12月29日に400名の定員が埋まり、募集が締め切られました。

 東武8000系と言う列車、特別な車両ではなく只の通勤列車です。その引退イベントとして企画されたものです。このツアー、ただ東武8000系に乗るだけではなく、森林公園検修区(埼玉県滑川町)で車両撮影会や鉄道部品の販売が行われたり、東武博物館の花上名誉館長と言う、その世界で高名な方によるトークショーがあったり、記念弁当や記念品がプレゼントされるという特典もあります。それもあってか、鉄道ファンの人気を集めたようです。

 近年鉄道ファンの存在は何度もマスコミで取り上げられ、活動がかなり過激化するなどして、時には事件となることもありますが、まだまだその勢いは衰えそうもありません。

北海道新幹線、青函トンネルを通過

 2016年3月の開業を目指す北海道新幹線の車両「H5系」が7日未明、北海道と本州を結ぶ青函トンネルで初めて走行試験を行いました。

 

 北海道新幹線は、青森県青森市から北海道札幌市(基本計画では旭川市)までを結ぶ計画の高速鉄道路線です。整備計画は1973年で、着工は2005年、2015年度に先行して開業予定となっています。しかし、新函館北斗駅から札幌駅までは、当初2019年度までの完成を目指していましたが、7割以上がトンネルであるため費用が巨額となり、国土交通省の試算により想定される工期が24年間に延び、開業予定は2035年度となっています。

 

 新幹線は6日夜に北海道七飯町車両基地を出発し、7日午前3時過ぎに青函トンネルに入り、同5時40分頃青森県今別町に建設中の「奥津軽いまべつ駅」に到着。ホームに集まった町民ら約70人が、万歳三唱で歓迎しました。九州新幹線開通の時、沿線で大勢の地元住民が歓迎するテレビコマーシャルを思い出しますね。